大学共通テストが終わった。
ニュースに共通テストの数学の試験の時に持ち込みを禁止されている定規を使って、2名の生徒が失格になったとあった。
なぜ、「持ち込みをしてはいけないもの」を、堂々と使うのだろうか。
「定規くらい…」とでも思っていたのだろうか。
共通テストを受けるということは、この日のために日々並大抵ではない努力を積み重ねてきたはずだ。
その自分の努力を自ら潰すとは愚かなことだと思う。
受かりたい思いで、事前にいろいろチェックもしただろうから、知らなかったとは考えにくい。
試験中に定規を使ってもバレないとでも思ったのだろうか。
昨年の共通テストではスマホを使って外部に画像を送り、だました東大生に解いてもらうといった事件が起きた。
捕まった女子学生は逮捕された後、大いに悔やんでいると記事で読んだ。
受験は人生の大きな岐路だ。
もちろん、1点でも多く点を取りたい気持ちは理解できる。
しかし、それは不正をして得るのではなく、自らの努力の結果として得るものだ。
その過程にこそ、大切なことがたくさんある。
自分の日々のがんばりを信じ、受験はするものだと思う。
だから、信じられるくらいに努力できればきっと受かる。