現在、小学部の子たちが宿題で毎日音読しているのは太宰治の「走れメロス」。
中2の国語の教科書に掲載されていて、ちょうど現中2生の学年末テストの範囲だった小説だ。
今、メロスが刑場の近くまで戻ってきたところまで読み進めてきた。
今回は新6年生の音読に「メロスとフィロストラトスの心情を考え、気持ちを込めてセリフを読む」という課題を出してみた。
いつもとはちょっと違う音読に最初は戸惑いもあったようだが、読み慣れていくうちに一人ひとりの解釈がセリフの中に入ってきて、聞いていると「残念がっているのだな」「がんばろうとしているのだな」「泣きそうなんだな」みたいな気持ちが伝わるような音読ができるようになってきた。
毎日聞いていて、とても楽しい。
次はいよいよラストシーン。
新5年生にも同じように、「気持ちを考えて読む」課題を加えてみようと思う。
どんな音読が聞けるのか、とても楽しみだ。