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”ふつうの子”の内申と実力を上げるためのあれこれ

大人は子どもの成長には気づきにくい

中1の国語の教科書に米倉斉加年の「大人になれなかった弟たちに…」という話が載っている。

 

この中で主人公の弟は戦中に生まれ、栄養失調で亡くなってしまう。お棺が小さくて入らないことで母親が初めて我が子が大きくなっていたことに気づく。

 

食べるものがほとんどない状態でも、子供が日々成長していたことを知り「大きくなっていたんだね」とつぶやくところは学校のテストでは出ないが、感じるところがいろいろあるシーンだ。

 

毎日顔を合わせているから、子供が毎日成長していることに大人は気づきにくい。

 

私もそうだった。子どもの洋服が小さくなったり、身体測定の結果を見て「大きくなったなあ」と気づいていた。

 

見た目でわかる体の大きさでさえ、気づきにくいのだから、学習面の成長はもっと気づきにくい。

 

学習面の成長はその子の努力次第で変わるうえに、成長の度合いが一人ひとり違うから、なおさら気づきにくい。

 

もう1つ、気づきにくくなる理由がある。

 

「我が子」ゆえに「ダメなところ」に先に目がいってしまうことだ。

 

できることが増えていっていることを見てあげてほしい。

 

×を先に見て、「どうしてできないの」と言っても、子供は委縮するだけで成長は望めない。

 

必ず〇を先に見る。

 

「ここができるようになったね」と認め、できなかった問題をもう1度考えるように促してあげる。

 

小学生の「毎日シリーズ」の〇付けも、〇よりも×の方が大きく目立つプリントが多い。

 

できれば、〇を大きく、×を小さくつけてあげてほしい。

 

実は、そういう〇付け(○が大きく、×が小さい)をしているご家庭のお子さんは伸びやすい。

 

親は子供の一番の応援者。叱るのは、学校と塾に任せればいい。

 

「できることが増えること」を喜び、エールを送り続けてほしい。

 

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