令和5年度都立高校一般入試の倍率が、先週の木曜日に出た。
都立高校の一般入試では、多くても募集人数+2、3人くらいしか合格者は出ない。
東京都市部は23区内よりも都立高校を第1志望とする生徒が多い。
だから倍率に一喜一憂する。
しかし、合格・不合格は倍率で決まるのではなく、合格点を取れるか否かで決まるということを忘れてはならない。
志望した高校の倍率が高いと不安が高まるし、低いと安心しがちだが、倍率がどうであっても、本番のテストで点が取れるかどうかだ。
内申から想定される必要点に届けば受かるし、届かなければ落ちる。
入試本番まであと8日。
8日あれば、まだたくさんのことができる。
過去問を中心に間違えた問題を徹底的に復習していく。(都立は、毎年似た内容を、形を変えて繰り返し聞いてくる)
特にこの時期は理社に時間をかけたい。(選択肢の中身の精査を勧める)
入試は最後まであきらめずに得点源を増やした者が受かる。
併願校とは異なり、都立第1なら「落ちたら終わり」の不安は誰もが感じる。
不安にさいなまれ、「もっと勉強しておけばよかった」などと過去を悔やんだり、悩んだりしても仕方がない。
悩むヒマがあったら「今からできることを確実にやり、最後までやり抜こう」と決意し、実行する。
その諦めない行動が合格を呼び込む秘訣だ。