うちの塾でも、中学生の学年末テストまで2週間を切った。
中3生はついに都立一般入試1週間前となり、高校生も学年末テスト2週間前の子がほとんどになった。
それぞれの学年でやるべきことは異なるが、どの子も普段以上に努力を求められる時期だ。
「定期テストの学習方法」ついて、途中入会の子たちに聞くと「自分で学校のノートやプリントをまとめて書き直していた」と答える子が多い。
おそらく多くの子はまとめ直すことで満足しているのだろうと思う。
実はこれが一番テストの点が伸びにくい学習方法なのだ。
うちの塾の例で言うと、今年中3になってから入会した生徒たちは、これに近い学習をしていた。
もともとの力がある子たちだったので、自力でも7割弱の得点は取れていた。
7割弱は、内申(通知表の成績)では「3の上」ではあるが、「4」はつかない。
8割を超えない限り「4」以上がつくことはないのだが、まとめるだけの学習法では難しい。
このタイプの子たちには、まとめノートを作ることを禁止し、まずは塾の指示通りに学校のワークを解き、塾独自のプリントで問題演習してもらう。
そこがスタートになると、一気に8~9割が取れるようになってくる。
一般的には点数が8割を超えれば内申は「4」。
9割を超えれば「5」がつく。
そうやって内申が上がることで、入会当初には考えることもなかった上位校への合格を成し遂げる。
今年の生徒も、入会前の内申では到底望めなかった(失礼!) 高校に推薦合格している。
まとめノートを作る時間があるなら、教科書内容をしっかり覚え、問題を解こう。
それが定期テストで得点をアップする一番の近道だ。