現在、漢検受検者には級ごとに、テスト形式の対策プリントを渡している。
同じプリントでも、取り組みのしかたで合格不合格や知識の定着に違いが出る。
プリントを全員が一応やってはみるだろう。
大事なのはその後。
プリントを解き終わったら、「振り返り」。
まず、その振り返りを「するか・しないか」に分かれる。
次に、振り返りの中で、言葉の意味、書き順、関連事項を「調べる・調べない」に分かれる。
さらに、答えも含めて、それらを「覚える(暗記する)・覚えない(暗記しない)」に分かれる。
一番ひどいのは「解いただけ」。
何も残らない。
同じ(学習)素材を与えられても、それをどう使うか、どう処理するかを選ぶことによって、その後が大きく変わる。
すべては「選択」だ。
どっちを選ぶか。
どの世界線を進んでいくのか。
漢検だけではなく、すべての学習においても同じことが言える。
その選択ひとつひとつで未来が変わる。
だからこそ、素材を最高に使い尽くして、最良の世界線を進むことを子どもたちには望む。