スポーツや芸術には「練習が必要」なのは皆分かっているのに、学習はなぜか、「練習して上達する」という概念が少ない。
何となく「やればできるんじゃない?」と思っているようだ。
なぜなのだろう。
学習にも練習が必要だ。
やればやるほど上達するし、やらなければそのままか、落ちていく。
私たち塾の指導者は、スポーツや芸術の指導者と変わらない。
その子がどう練習したら向上するのかを考え、指導する。
実力は本人ががんばった分しか伸びない。方向付けが大切だ。
これもスポーツや芸術と同じ。
ただ、スポーツや芸術は、残念ながら「才能」と「努力」の両方がないと後に伸びなくなる。
しかし、学習には「才能」はいらない。
母語のある程度の理解力と本人の努力があれば、誰でも伸びる。
才能よりも努力が勝る。
だから誰でも人より秀でるチャンスがあるということだ。
後は、伸ばし方を間違えないこと。
努力の方向性を間違えると無駄になるから、常に修正が必要だ。
さらにそのために、指導者を選ぶことも付け加えておく。