来年度から小学生の教科書が新しくなる。
特に注目すべきは英語の教科書だ。
今までは会話中心だったが、ライティングなども増えるようだ。
小学校で英語の授業が始まり、不安に思うのは中学校の英語の授業との連携だ。
現行の中学の英語教科書は、「小学生で学んであるはず」という前提でカリキュラムが組まれているので、以前なら何カ月もかけて学んでいた「be動詞・一般動詞・can」が最初のUNITで一気に出てくる。
文法事項は小学校ではほとんど学んでいないので、わけがわからないまま授業を受け続ける中学生は多い。
以前なら1学期の中間テスト英語の平均点は90点近かったりすることも多かったが、現在はそうではない。
1学期の中間テストから差がつくのだ。
中学の定期テストの結果を見ても、英語の点数分布は0点から100点までほぼフラットになっている。
中間層が減り、成績の2極化が激しいということだ。
英語は高校・大学受験でも必ず使う科目なのに、「わからない」「苦手」という子が多いのが現状だ。
だから、そういう現実を踏まえた英語の学習指導が必要だ。
うちの塾の英語は、小5・6の2年間で中1の学習内容をじっくりと学ぶ。
「動詞の判別から疑問詞まで」重要事項と、細かすぎて教科書のポイントとしてもほとんど扱われない「名詞や代名詞」まで隅から隅まで徹底してルール(英文法)を身につけている。
現小6生はすでにまとめの時期に入っているが、中1で身につける重要な文法事項にほとんどまちがいはなくなってきている。
万一取りこぼしがあっても、個別授業だから1つ1つ丁寧に修正していけるのが強みだ。
とは言っても、みんな同じようなところをまちがえるので、そこがまだまだ課題の部分。
もう少しがんばってもらって、みんなが自信を持って中学英語をスタートできるようにしたい。