本当に大切なのはその答えを出せるようになるまでのプロセス。
「どうやってその答えにたどりついたのか」を説明できること。
ただ、そのプロセスをたどる様子は、得点のように数字でハッキリ見えるものではないから、なかなかよくなっていることに気づきにくい。
人は結果を見がち。
だから答えが×だと自分でも焦ってしまう。
でも、私たちはその小さな進歩をじっと見つめ、その子が自分で答えを出せるようになるまで辛抱強く待つ。
もちろん、答えを出せるように指導はするのだけれど、それを咀嚼(そしゃく=よくかむこと、転じてよく理解すること)し、自分の力になるまでのプロセスは一人ひとり異なるから、人と比べることもできないし、いつたどり着けるかもわからない。
人により時間のかかる,かからないはあるけれど、あきらめずに努力を続けていけば、やがてできるようになっていく。
時が満ちるのを待つしかない。(そこを耐えられるか、が分かれ目でもある)
そうしてできるようになったものは、揺るぎない力となる。
小学生でも、中学生でも、高校生でも同じことだ。