ところで、今回の学校の春休み宿題プリントに、「親兄弟、塾の先生に答え合わせをしてもらってはいけません」と書いてあったのには驚いた。
答えがあるのだから、自分でやって当たり前だろうに。
そうやって注意をしなければならないくらいに、依存心の強い生徒が多いのかもしれない。
そのプリントには「答え合わせ(間違えたところに気づけること)が一番大事なところ」とも書いてあった。
しかし、自分で答え合わせをしても、子供たちの答え合わせは非常に雑なことが多い。
うちの塾では生徒たちが自分で丸付けをしたものを定期的にチェックしている。
答え合わせが雑な子で成績が良い子はいないからだ。
特に、入塾したての生徒の中には、ほとんど答えも見ずに丸をつけている(!)ような子がいて、その場合、悪いところをたくさん指摘することになる。
答え合わせの重要性を話し、その上でどうやって答え合わせをしたらいいのかを説明する。
そうやって、生徒自身が自分の解いた答えを正確に答え合わせができるようにしていく。
そして×のついた問題を何回も復習するように指導している。
自分で解いて、自分で答え合わせをしないかぎり、自分の弱点は分からない。
そのくらい自分の学習に真剣に取り組み、実行すれば、成績が上がらないはずはない。