今日、息子から連絡があり、「俺って、小さい頃から泳げたの?」と質問をされた。
聞くところによると、最近スポーツジムに通うようになり、フォームがきれいだと言われたそうだ。
それで、「いったい自分はどうやって泳げるようになったのか」と疑問に思ったらしい。
「親父に教わった覚えはない。いったい誰に教わったんだ?」と息子。
「 (仕事中息子を預かってくれていた) 保育ママのお家の4つ年上のお姉ちゃん」と即答する私。
そのお家には、息子が1歳の時から預かってもらっていた。
お姉ちゃん自身もそのときまだ5歳だった。
そのお姉ちゃんは、お箸の持ち方,三輪車の乗り方,水泳などなど多くのことを息子に教えてくれた。
お姉ちゃん自身もまだ幼いなりに、全身全霊で教えてくれていた姿を思い出す。
実際にやり方を見せて、「やってみて」と言って、息子にやらせる。
息子ができないと、できないところを指摘して「こうやるんだよ」とまたやり方を見せてやらせる。
子どもだから容赦はない。
「ちょっと休憩」とかはあり得ない。
それを毎日繰り返してくれて(笑)
当時、息子を連れて行くと、「待っていたよ。○○しよう✨」とすぐに訓練(!)が始まったものだ。
そんなことを思い出しながら、息子には「○○ちゃんが、何日も根気よくできるようなるまでずっと教えてくれてたんだよ」と話した。
「根気よく、できるまで何度も練習」は学習に通じる。
その姉ちゃんの教える姿勢は、純粋だからこそ、すばらしいものだった。
思い出を振り返りながら、少し身の引き締まる思いだ。
今、塾としてお預かりしている子どもたちにも「根気よく」付き合おうと改めて思う。