保育ママさんのお家の小学生低学年だったお姉ちゃんによる教え。
スプーンや箸の持ち方から、三輪車のこぎ方、もう少し大きくなってからは水泳まで、丁寧に教えてくれた。
三輪車の練習を見せてもらったが、ペダルに足をのせ、足の動き方を息子の足を持ったまま動かして教えてくれていた。
できると褒めてくれ、一緒に喜んでくれた💕
できるまで、何度も何度も、何日も練習をさせてくれた。
あきらめるという文字はきっとお姉ちゃんの中にはなかったのだ。
だって「自分ができるのだから他の子もできる」と信じて疑わないのだから。
息子は途中で他の遊びに行きたがることもあったが、「だめ!」の一言で練習に向かう(引きずられていくって言ってもいいかも)ことになる。(結構スパルタ…🤣)
それでも、ちょっとでも進歩すると自分のことのように喜んでくれるお姉ちゃんの姿に、息子もだんだん熱心に練習するようになっていった。
そのおかげで、今も息子はお箸をとてもきれいに持つことができる。
箸の持ち方がいまいち正しくない私が教えていたら、ここまできれいには持てなかっただろう。
息子は
・練習すればできるようになること
・我慢強く練習すること
を身近なことを通してお姉ちゃんに教えてもらったのだと思う。
これらは学習においても重要な事柄だ。
そして教える側は、このお姉ちゃんのように丁寧にスモールステップで、時間をかけて学ばせることが大切だ。
「昨日やったから今日はなし」ではなく、毎日毎日練習をさせること。
少しでも進歩があったらそれを伝え、進歩したことを互いに喜び合うこと。
小学生までに1つでも多くこういう体験を積めるといい。
学習でもきっと同じように練習ができるようになるから。
残念ながらそういう体験をあまりしないまま中学生になってしまったら、短期間でそれらを身につけなくてはならない分、また、精神的に大人に近づいてしまう分、子供の頃より手間がかかる。
それでもやっていけば、少しずつ変わることはできる。
ただそのアプローチの仕方は幼い時とは異なるので、いずれ書いてみたいと思う。