まだブログを始めたての記事なので、表現がかたい…。
なぜかこの記事にあるような時の授業って、重要な内容が来ることが多い。
電話をかけてきた子も、一緒に授業に来た子も「やっぱり授業に出て良かった」って言っていた。
最近はディズニーランドに残ることを決めた子の話はあまりにも暗いので生徒たちには話していない。
この子は高校を卒業する時に、フラッと塾に来たそうだ。
(私はこの時、塾にいなかったので、塾長があとから教えてくれた)
そしてスポーツ推薦で北海道の大学に行くことが決まったと報告してくれた。
でも、その時の表情は暗かった。
なんでも学力では大学に行けないので、推薦をと考えたのだが、ほとんど知られていないその大学以外の選択肢がなかったそうだ。
「一応、進路が決まったから知らせに来た」と言っていた。
「そうか、おめでとう」と声をかけると、高校受験で苦労したこと、高校に行ってからも学習がうまくいかなかったことなどを一気に話したそうだ。
そういうことを話せる人が近くにいてくれなかったようだ。
そういう時に支えてくれる人もいなかったようだ。
そうでなかったら辞めた塾にそんな報告なんてしてこない。
授業ではなくディズニーを選んだのは、学習がイヤだったからだろうが、進路のほとんどは成績で決まってしまうから、学習がイヤだからと逃げていると進路の幅がどんどん狭まってしまう。
イヤだと思うのはそれまでの学習が身についていないからだ。
この子は塾ジプシー、つまり塾を転々としていた。
「楽に勉強できるようになる塾」を探し求めて。
当然、うちの塾のように「自ら学習すること」を求める塾からはすぐに逃げ出す。
そんな子の進路の報告。
学習を苦手で、成績が振るわない子供たち。
何とかしてあげたい気持ちと、「自分で行動しなければ向上しない」現実。
この狭間を何とか埋めたくて、今日もあがいている。