子どもが小さい頃、積み木で遊ぶ姿を見ることが、わたしは好きだった。
小さい積み木を先に置いて、そのうえに大きな積み木を置き、わざとバランスを崩して倒す…なんて遊びをよくしていた。
積み木はまた積み直せばいいし、「どうやったら高くつめるのだろう」と考えることも、将来役に立つからいいのだが、学力が子供の積み木のようなものだったらどうなるだろうか。
今までに学習した積み木が小さければ、どんなに学習をしても大きな積み木は上に乗らない。
一瞬積み上がったような気がしても、すぐに崩れてしまう。
これでは、がんばろうとしてもなかなか進歩は望めない。
だから、土台の部分を盤石にすることが学習においても大切である。
復習は、土台の足りなかったり、小さかったりする部分を埋める作業。
慎重に行わないと、盤石にはならない。
春休みは新しい学年への準備期間。
しっかりと盤石な土台を作れるように努力していこう。