大人になってしまうと、今の自分を変えるのは難しくなってしまう。
年を重ねた分だけ、経験を重ねた分だけ、「変えること」が困難になってしまう。ましてや周りの人間がその人を変えようとするなんて、もっと無理だ。
私自身、まだ自分の中にダメダメな部分も多いから、何とか自分を変えたいと思うことも多々あるが、若い時ほど無理もきかないし、時間の拘束も多いから、本当にちょっとずつしか変えていけない。
しかし、子供たちはちがう。
先の人生は長く、その将来は光輝いている。
未知の部分が多い分、変わりやすい。
精神の可塑性が最も高い時期だ。
でもその分、未熟で経験も少ないから、迷う。
失敗することもあるだろう。
子供が自分の足でしっかりと自分の道を歩けるようになるまで、見守り、フォローするのが、大人の役目だと思う。
大人から見て、明らかにおかしい(と思われる)行動、未来に禍根を残す(と予想できる)ような行動があれば、大人としてアドバイスをしたい。
その子が分からなくても、その子に聞く気がなくても、いつかは役に立つことを願って。
今日見た昔のドラマのセリフからそんなことを思った。