中3の英語の期末テストを見て驚いた。
なんと今回は、テストの8割以上が教科書,ワーク,学校の授業で使用している長文問題集から出題された。
「当たり前だ」と思うかもしれないが、今までは3年2学期ともなると、文法内容は教科書範囲内でも、教科書やワークの長文は少なく、ほとんどが初見の問題が出ていたのだ。さらに都立入試を意識した3文英作文も出題されていた。
そのため毎回、「どのくらいの難易度の長文を出題されたのだろうか」とか、「3文英作文の条件は?」などと問題の分析をしていたものだ。
だから、今回問題を見た時に「これは平均点がかなり高くなる」と思った。
案の定、平均点が7割を超えた。
学校の授業内容をきちんと学習している子が高得点を取れるのはとても良いことだと思う。
ちなみに5科目の平均点も350点を超えていた。
内申の差をつけるために実力テストのような初見の問題を出すよりも、よほど本来の定期テストの役割をきちんと担ったテスト問題だったように思う。
内申は、生徒の学習に対する総合評価。
であるのなら、学校の授業をきちんと聞き、ノートを取り、プリントに取り組む。学習した内容を理解し、解けるように反復する。
そういうことがしっかりできるようにがんばった子に高い評価をあげてほしいと思う。
学校の先生方に限らず、教える立場ならみなそう感じるものだろう。
だから、今回のような期末テストで内申がつくことをうれしく思う。