過日のブログ挿し木の話のように、学習において「どのくらいできるようになったか」は「土の中の根」と同じで見ることはできない。
生徒によく「頭をパカッと開いたら『あと少しでできるようになる』とか、『あと3日でグーンと伸びる』って書いてあるといいのにね」と話す。
実際にはそんなことはないから、「いつできるようになるのか」生徒本人も保護者ももどかしく感じるだろう。
しかし、挿し木と同じで、努力をしていれば少しずつでも伸びてくるものだ。
いつ伸びるのかは「神のみぞ知る」。
目に見えないのだから、伸びようが、伸びまいが、関係なくがんばるのみ。
ただし、がんばり方をまちがえてノートを書き写すだけのような無駄な学習では伸びてはこない。
頭をたくさん使って調べたり、覚えたり、考えたりしている分だけ伸びてくるのだ。
そのために1つひとつ丁寧に問題に取り組もう。
保護者の皆さん、気持ちは痛いほどよくわかります。でも焦りは禁物。
私が観葉植物に声をかけて生命力を信じて成長を待っているのと同じように、我が子のがんばりを信じて、応援しましょう。