講習会で初めて、うちの塾の授業を受ける中学生は皆、とまどう。
初日に学校の宿題の実行範囲表が配られて、毎日その宿題を塾に提出しなければならないからだ。
範囲表には、その日に最低ここまで進んでいれば講習会が終わる頃にはすべて仕上がる、という日程が書かれているだけだ。
もちろん、自分のペースでドンドン先に進んでもいい。
書き方のアドバイスはするが、もちろん中身はノータッチだ。
さらに、範囲表にはテスト対策用テストの予定も書かれている。宿題を仕上げる日程とリンクしている。
毎日授業の最初には、休み明けテスト対策用テストがあって、解き直しや解説もある。
生徒たちに聞くと、こんなに熱心に休み明けテストの勉強をしている子は周りにはいないそうだ。
「休み明けテストはノー勉」という強者(つわもの)も多いと聞く。
それを始めて聞いた時には休み明けテストへの関心の低さに心底驚いたものだ。
休み明けテストは評価に入るだけではなく、各教科の復習、まとめになっている場合が多いのだから、真剣に取り組む価値が十分にある。
そのことについては長期休みが近づくと、よく授業内でその話をするので、うちの塾の生徒たちはよくわかっているはずだ。
だから、必死に休み明けテストの学習をする。
春期講習会は終わったが、今日も休み明けテスト対策は続いている。
新学年の最初のテスト、高得点を獲得し、いいスタートを切れる大チャンスであることを忘れてはいけない。
先生もチェックがんばるよ。