4月の授業では、毎年生徒たちに「学校のノートの取り方」について説明をしている。
学校の先生は、細かく指示を出される場合と、出されない場合がある。
学校の先生の指示がある場合は、まずはそれに従ってノートを取るべきだ。
ノートの指定(サイズ、縦線、横線、4線など)がある先生もいらっしゃる。
プリントを貼る位置なども含めて、必ず指示を守ること。
特に指示がないこともあるが、その場合は、授業中の先生の板書内容を少なくとも正確に写すことが大切だ。
そもそもノートは何のために取るのか。
ノートは、授業のあとに学習内容を自力で復習、見直しするために作るものだ。
たとえ指示がなくても、「自分が復習をしやすい」ノートを作ることを心がけよう。
「雑な字で、自分で書いたのに読めない」とか「いろいろな色を使ってきれいに書いたけれど、どこがポイントなのかわからない」状態では「さあ、復習をするぞ」と思ってノートを開いても、復習は思うようには進まない。
だから、前もってマイ・ルールを決め手おくことをおすすめする。
たとえば、板書の写し、先生が口頭で言ったこと、自分のコメントなどを書くそれぞれの位置、書く優先順位(教科書、板書、口頭の重要と思われる情報の判断)、マーカの色を何に対応させるかなどだ。
それらをもとに、復習しやすい、覚えたことを確認しやすいノートを作るようにしよう。
そういうノートは皆、学校でも高評価を得る。
先に評価があるのではなく、自分が学習しやすいように工夫したノートに、高評価がついてくるのだということを忘れないようにしよう。