体験学習中、あるいは入塾して間もない子たちに、テストやテキストの問題の解き直しをさせたとき、驚くことがある。
直すのに、いきなり赤ペンで解き直すのだ。
「それ、フリクション?」
「うううん、ボールペン」
「じゃあ、解き直しでまた間違えたらどうするの?」
「……。あ!……」
何度も間違えたら、答案が真っ赤になってしまうことになる。
それに気付かないくらいにキチンと解き直し、復習したことがないのだ。
では、こういう子が勉強してないかというと、そんなことはない。
ほとんどの子は今までも一生懸命がんばってきた子たちだ。
ただ残念ながら、読むだけ、見るだけ、丸付けするだけの学習になってしまっているということ。
×がついたもの(弱点)を修正しないから、今以上の実力向上は決して望めない。
それを修正し、改善することで、実力がUPしていく。
そのことを子どもたちに伝えるために塾をやっている、と言ってもいいかもしれない。