言わずと知れた都立自校作校。
以前は隣の駅にある都立国立高校をライバルとして、追いつけ、追い越せを目標にしているところがあった。
そしてその想いをよく説明会でお話されていて、少し耳障りに感じたこともある。
しかし、2年前に創造理数科が開設され、都立国立高校とは違う独自の路線を歩み始めたように思う。
2年前に校長先生も代わり、新しい校長先生の下、新しい立川高校が動き出したようだ。
今年の説明会で「立川高校の本気」を見た。
いただいた資料を見ても、その本気度がわかる内容になっていた。
創造理数科の推薦試験の内容を見ると、高い内申や学力だけでなく、幼い頃から理数系に興味があり、探究心のある生徒を求めていることがうかがえた。
創造理数科の一般入試は普通科を併願できるので、今までだったら普通科で合格できていた生徒たちでも、不合格者がでるようになってきている。
このことにより、学校のレベルがより高くなることは間違いないだろう。
来年度入試で創造理数科も全学年が揃い、再来年度には第1期生の大学実績が出る。
その結果も楽しみに待ちたいところだ。
立川高校だけではないが、都立自校作校を受検する場合は、理社が抜群にできる(あるいは勉強しなくてもできる)ことは1つの条件になっている。
理社の問題は共通問題なので、差がつかない。しかも1点の比重は英数国と変わらない。
したがって、最低9割は狙っていきたいところだ。
自校作校を受けるのに、理社が足を引っ張るようでは合格は望めない。
そのうえで、独自問題となる英数国3科目に時間をかけ、重点的に学習する必要がある。
いずれにせよ、主要5科目はオール5、実技4科は苦手な分野は4でもいいが、他は5で揃えたい。
実際に受験生は、そのくらいの内申を持っている子がほとんどだ。
秋の説明会に参加したら、またご報告したい。