日野市|成績爆上げ!の法則|ほうゆうセミナー

”ふつうの子”の内申と実力を上げるためのあれこれ

自分の子どもの受験や制度についてよく知らないことの怖さ

 

つい先日友人に頼まれて、友人のいとこにあたる方と話をする機会があった。

世間には、子どもの受験に干渉しすぎて、かえって子どもをダメにしてしまう保護者もいる。

今回はその正反対だった。

 

中3のお子さんがいて、「入試について相談したい」とのことだった。

幸い都内在住の方だったので、その学区に合わせたお話ができた。

そのお子さんの2年3学期の通知表は主要5科目の4科目が3で、1科目が2だった。

その通知表を見た瞬間に「これは厳しいな」と思った。

都立普通科に行くにはあと少し、内申を上げないと…。

都立を受けるにしても、この内申でとれる私立の併願(推薦)があるだろうか。

 

せめて、この通知表がでた春休みにでも相談してくれればよかったのに、と今更ながら思う。

現時点では1学期の定期テストもすべて終えていて、その結果も…のようだから。

 

「どれが都立、どれが私立?」「併願って何?」「換算内申って?」

結局、相談以前の入試の概要の説明だけで時間を費やしてしまった。

一気に説明したから、たぶんあまり理解してもらえなかっただろうと思う。

何より、肝心の「これからどうしたらいいのか」の話まではできなかった。

 

これではお子さんの成績も上がりにくいだろうと感じる。

と言うのは、入試制度の基本的情報もままならないとなると、子どもの学習にほぼ無関心の場合が多く、子ども自身も受験にエネルギーをかける意欲があまりない可能性が高いからだ。

 

情報は1つでも多く理解している方がいいし、その情報を求めようとする意思、意欲が、子どもを含めた周囲を感化していくこともある。

もちろん、情報には伝達者のフィルターがかかっているから、その情報が客観的に有益なものか、そうでないのかを判断するにも、ある程度の知識が必要になる。

情報や知識が足りずに、みすみす損をするようなことは避けたい。

 

塾に通っているなら塾と学校からの受験情報、通っていないなら学校からの情報だけでも、最低限理解する必要がある。