定期テストは「ちょっと勉強したら取れる」と思っている子どもたちがいる。
こういう考え方をするのは暗記に長(た)けた子に多い。
そういう子にとっては「定期テストはたいした労力を使わなくてもある程度得点は取れる」のは事実だ。
しかし、こういう子たちは定期テストはある程度点が取れても、そのほとんどは実力テストでは点が取れない。
すなわち、実力がない。
だから、入試には歯が立たない。
なぜか?
そういう子の勉強方法はいわゆる『一夜漬け』。
テストの前日に一気に暗記してテストに臨む。
(それで得点が取れる暗記力はうらやましい)
しかし、『一夜漬け」の学習の一番の欠点は「暗記した内容が長期で残らない」ということだ。
パッと覚えたものはパッと忘れる。
これが脳の特性。
だから、範囲のあるテストは暗記の許容量内なら得点が取れるが、広範囲から出題される実力テストや入試では、すっかり忘れてしまっているから得点が取れない。
うちの塾ではそんな学習はしてほしくない。
どうせ学習するのなら、毎日コツコツ暗記を積み重ね、実力も養う学習をしてほしい。
テストに向けて計画的に1つ1つの学習をやり遂げて、「定期テストの学習をしていただけなのに、実力テストでこんなにも得点が取れる」「入試もばっちりだ!」という人になってほしい。
どうせ学習するのだもの。
このくらいの大きな成果を出した方がいいと思う。